現実逃避に映画を借りた話

昨日物凄く泣きたいことがあって、
衝動的に歌いたくなりカラオケ屋に入った。
歌うのって割と疲れるわけで、

終盤はライブ映像が流れるやつ(自分が歌わなくても本人が歌ってくれるやつ)をみてボケーっとしてた。斉藤和義さまはかっこいいですね。やはり。

そして本人映像観たさにクリープで唯一本人映像になってる憂燦々を歌い完全に喉が潰れたところで終了。このPVの解釈難しいよな~。と思いながら店を後に。

そのままTSUTAYAに寄り、CDを借りようと思ったけどなんかそれもどうでもよくなってしまって映画コーナーに。

そしたらすごいタイミングで気になっていた「自分の事ばかりで情けなくなるよ」が。ずっと気になってはいたもののこんな田舎にあるわけがないと思ってたから思わず、TSUTAYAで叫ぶところだった。


そしてもう一つ、ずっっっっっとタイトルに惹かれて映画館で観るか悩んで結局観ていなかった作品
彼女の人生は間違いじゃない」を借りた。



そして歌うことで発散できなかった辛かったことが溢れだし泣きながらビビンバを食べ、


「自分の事ばかりで情けなくなるよ」を鑑賞。

率直な感想としては、映画だな~っていうよりはクリープハイプ長編版PVだなと思った。

あたしの窓、個人的にはすごい共感したな~。
あの同僚の女との会話。余計なお世話だよバーカ。

そして傷つける。
やっぱり解釈が難しくて、見終わったあとそういうことか!とはならず結局知恵袋をみてしまった悔しさ。

愛し方が不器用な男と言葉には出来ないけどそんな男を愛してる女の話。

多分これは観る人によって変わるんだと思う。

おかげで寝る前に聴いた傷つけるがエモすぎた。




そしてもう一つ、「彼女の人生は間違いじゃない

この話は震災で多大なる被害を受け、なおも被害を受けている福島に住む女の話。彼女は市役所で働く傍ら週末は東京でデリヘルをしている。

私も東北の人間であること、
そして私は自分の人生、生き方が自分で気にくわなくてそんなときにこのタイトルを目にした。

誰かに間違いじゃないって言って欲しかったんだと思う。そしてそれは今特に強く思う。


彼女が何故デリヘルを始めようとしたのか。

この映画はそれ以外にも全体的に多くは語られていない。

でも面接のシーンで、この人は多分こうするしかないと思ったんだと思った。
自分を傷つけることでしかやってられなかったとか、もう一人の違う自分にならなくちゃやってられなかったというか。

父親が船に乗り母へ言葉をかけるシーンが印象的だったけど、個人的には市役所の男の弟の自転車を男が押すシーンが何とも言えない暖かさで好きだ。

震災で色んなことが変わってしまった人達、その中にもみんな一つ一つ抱えてる思いは違って、震災だけじゃなく映画に出てくる新潟の女性、デリヘルの送迎をする男、

みんな色んな思いを抱えながら平気そうな顔して生きてるのかなぁなんて思ったり。


なんかちゃんとまとめようとしたのに上手くまとまらないや。





それにしても「自分のことばかりで情けなくなるよ」「彼女の人生は間違いじゃない」タイトルのメッセージ性よ
あと載せてるりれきは関係ない。全く。

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