音楽のバトン
私は酷く落ち込んだとき星野源の情熱大陸を見る。
そして泣く。
源さんが車内で自分の過去を話しているところを。
う◯こを漏らしてパニック障害になり、そこから不安神経症になりこれから完全に狂ってしまうんだと絶望していたときに聴いたクレイジーキャッツの「そのうちなんとかなるだろう」という歌詞に救われた話を。
私も不安障害である。昔から持っていて、その度なんとか乗り越えてきていたのに、仕事のプレッシャーからなのか悪化して体を壊した。今絶望の中にいる。
私も本や映画、ドラマや音楽が大好きでその世界に携わることがずっと昔からの夢だったからこそ、言うことを利いてくれない体に今絶望しているし、苦難を乗り越えてその世界に立つ源さんに憧れている。
源さんはクレイジーキャッツの話をしたあと、「自分も"そういうこと"を思ってもらえる側になれたらいい」と話していた。
私は、源さんの曲を聴いて"そういうこと"を思っている。
「フィルム」の
"声を上げて 飛び上がるほどに嬉しい そんな日々が これから起こるはずだろ"
先日発表された
「アイデア」の
"生きて ただ生きていて 踏まれ潰れた花のように にこやかに中指を"
源さんの作る音楽や文章は、
学生時代の源さんを救ってくれたクレイジーキャッツのように見知らぬ誰かを救い、
確実に音楽のバトンを繋いでいるのだ。
現実逃避に映画を借りた話
昨日物凄く泣きたいことがあって、
衝動的に歌いたくなりカラオケ屋に入った。
歌うのって割と疲れるわけで、
終盤はライブ映像が流れるやつ(自分が歌わなくても本人が歌ってくれるやつ)をみてボケーっとしてた。斉藤和義さまはかっこいいですね。やはり。
そして本人映像観たさにクリープで唯一本人映像になってる憂燦々を歌い完全に喉が潰れたところで終了。このPVの解釈難しいよな~。と思いながら店を後に。
そのままTSUTAYAに寄り、CDを借りようと思ったけどなんかそれもどうでもよくなってしまって映画コーナーに。
そしたらすごいタイミングで気になっていた「自分の事ばかりで情けなくなるよ」が。ずっと気になってはいたもののこんな田舎にあるわけがないと思ってたから思わず、TSUTAYAで叫ぶところだった。
そしてもう一つ、ずっっっっっとタイトルに惹かれて映画館で観るか悩んで結局観ていなかった作品
「彼女の人生は間違いじゃない」を借りた。
そして歌うことで発散できなかった辛かったことが溢れだし泣きながらビビンバを食べ、
「自分の事ばかりで情けなくなるよ」を鑑賞。
率直な感想としては、映画だな~っていうよりはクリープハイプ長編版PVだなと思った。
あたしの窓、個人的にはすごい共感したな~。
あの同僚の女との会話。余計なお世話だよバーカ。
そして傷つける。
やっぱり解釈が難しくて、見終わったあとそういうことか!とはならず結局知恵袋をみてしまった悔しさ。
愛し方が不器用な男と言葉には出来ないけどそんな男を愛してる女の話。
多分これは観る人によって変わるんだと思う。
おかげで寝る前に聴いた傷つけるがエモすぎた。
そしてもう一つ、「彼女の人生は間違いじゃない」
この話は震災で多大なる被害を受け、なおも被害を受けている福島に住む女の話。彼女は市役所で働く傍ら週末は東京でデリヘルをしている。
私も東北の人間であること、
そして私は自分の人生、生き方が自分で気にくわなくてそんなときにこのタイトルを目にした。
誰かに間違いじゃないって言って欲しかったんだと思う。そしてそれは今特に強く思う。
彼女が何故デリヘルを始めようとしたのか。
この映画はそれ以外にも全体的に多くは語られていない。
でも面接のシーンで、この人は多分こうするしかないと思ったんだと思った。
自分を傷つけることでしかやってられなかったとか、もう一人の違う自分にならなくちゃやってられなかったというか。
父親が船に乗り母へ言葉をかけるシーンが印象的だったけど、個人的には市役所の男の弟の自転車を男が押すシーンが何とも言えない暖かさで好きだ。
震災で色んなことが変わってしまった人達、その中にもみんな一つ一つ抱えてる思いは違って、震災だけじゃなく映画に出てくる新潟の女性、デリヘルの送迎をする男、
みんな色んな思いを抱えながら平気そうな顔して生きてるのかなぁなんて思ったり。
なんかちゃんとまとめようとしたのに上手くまとまらないや。
それにしても「自分のことばかりで情けなくなるよ」「彼女の人生は間違いじゃない」タイトルのメッセージ性よ
あと載せてるりれきは関係ない。全く。
コンビニ
私が学生時代たまに利用してたコンビニが潰れていた。
私の住む地元は本当に田舎なので、スタバが出来るのも遅かったし、なんならセブンイレブンが出来たのだって記憶に新しい。
てか今までなかったくせにセブン増えすぎじゃね?繁殖力半端なくね?と心のギャルが言ってる。
街は新参者にどんどん侵食されている。
いいのかそれで?心の頑固親父が言ってる。
とか言ってるけど私はセブンめっちゃ好き。だって美味しいじゃん。私セブンの弁当はコンビニ弁当じゃないと思ってるから。体のこと考えてくれすぎ。セブンはお腹痛めて私を産んだのかな?
ちなみにスタバは人生においての一軍が多すぎる気がして私には敷居が高い気がするからたまにしかいきません。怖い。でも上手いよね。
話をコンビニに戻すと、その潰れたコンビニの周り一帯はコンビニ戦争が起きてて。そのコンビニは周りのコンビニのどこよりも品揃えがなかった。正直よく続いてるなとも思ってた。
でも思い出が詰まった場所でもあった。
そこは花火大会が行われる場所のすぐ近くにあって、その日は珍しく人でごったがえす。トイレの奪い合いが勃発する。
私にとっては、
気になってる人に浴衣姿を見せた場所。
初めて勇気を出して一人でライブに行く前に急いでご飯を買いにいった場所。
祭りのあとに友達とお酒を買いにいった場所。
あとになってあっちのドラッグストアの方が品揃えあったね~なんて言ってたけど。
私の小さな青春の隅っこに、確かに存在した。
もしかしたらきっとそのコンビニを毎日のように利用してた人もいたんだろうね。
その人にとってはそのコンビニは毎日の当たり前だったのかもしれない。
売上という結果。
周りとの優劣。
急に現実を突きつけられた気がして、気づけばコンビニに周りより劣っていて何もかも上手くいかない自分を重ねて虚しくなったりした。
矛盾のはなし
苦汁100%を先日手に入れた。
ずっと前から気になっていたのになかなか買う機会がなかったがようやく手にできた。
お金を使ってる状況ではないんだけどハイペースで本を買っている。
なんせ本屋が大好きすぎる。専らエッセイに夢中。
エッセイに夢中になったきっかけは源さんが始まり。
最近は芸能人のエッセイはもちろん、
Twitterで話題の!とか、色んな体験を赤裸々にした一般の?一般ではないのか、なんていうんだ?なんかコミックエッセイも好き。
距離が近い分入ってきやすいし、エッセイって人の生活とか人生を覗いたような気持ちになれるからいいよね。
いいなぁ。私も自分の言葉とかで何かを伝えられたらなぁ。文才も絵心もないんだけど。
で、苦汁100%の話。
せっかくだしとクリープハイプの曲を流しながら読んだらもう全く頭に入ってこなくて普通にダメだった。※どっちかに集中しましょう。
私が、今一番聴くバンドは?好きなアーティストは?と誰かに聞かれたら一番先に出てくるであろうクリープハイプ。
私史上カラオケに行って歌うと上手く歌えないアーティスト第一位か第二位のクリープハイプ。(椎名林檎とめっちゃいい勝負)
ていうかクリープハイプの歌は第三者が歌って上手いとかどうのこうのの話じゃないと思うんだよね、知らんけど。大体そうか。
点数競うとか上手く歌おうとかじゃないなって。知らんけど。
それでも歌うなら点数高いに越したことはないし上手く歌い上げたいけどな。矛盾。
まあクリープの話じゃなくて今は本ね、
本の話に戻ると、本自体は半分ほどしか読み進めてない。
じゃあまだ書くなよって話なんだけど、これは感想でも何でもない。
読んでいてふと感じたこと。
随所随所に出てくる尾崎世界観の面倒くささ。
めちゃくちゃ人間らしくてとてもいい。面倒くさいからこそあんな歌詞がかけるんだよな。
言葉の遊びに感動する。あと巧みな比喩。
実は私もね、めんどくさいんですよ。
もうね、自分で自分のこと扱いきれないっていうか。
(一緒にする気なんかないよ、私のめんどくささは尋常じゃないしそこから何も生まれてこないから。尾崎さんはそこから素晴らしい歌作るから。こんな女と一緒にされたらたまったもんじゃない。)
なんでこんな性格なんだろうと思う、性格なのか病気なのかがまた曖昧で、その線引きは誰がしてくれるんだろう。まあ病気も確実に患ってはいるからあれなんだけど、精神的なものって目に見えないし自分でも気づかないからね。ましてやあがりやすいとか不安って性格との判断つけにくいからね。
でも不思議と誰かの面倒くさい部分を感じてみるとその人の特性、個性であり愛嬌でもあるなと感じる。この面倒くささが才能であるのだろうなと思う。
そう感じたら、生きやすくはなりたいけど自分の面倒くさいところを失いたくないと急に思ってしまった。
最近葛藤してることなんだけど、精神安定剤は不安を無くしてくれるけど感情も無くすのかなって。そう考えたらもうめちゃくちゃ怖くなってぼろぼろ泣いた。最近はそのことばっか考えて考える度に泣く。
何この究極の選択。
カレー味のうんことうんこ味のカレーどっち食べますかみたいな。
いやそんな軽い話じゃないんだけど。
でもみんなどっちも食いたくないでしょ。
感情無くしてまで手に入れたいものなんて私にはない。
感受性が豊かすぎるから刺激的な映画とか怖いのとか無理だし人に言われたことにめちゃくちゃ傷つけられたりするけど、
音楽に感動したり映画に感動する気持ちを忘れたくないしその分自分の個性でもあると思ってるんだよ。
楽しいことは楽しいと思いたいしやりたいことはやりたいし、悲しいことはちゃんと悲しみたい。
変わりたいけど変わりたくない。矛盾。
自分は大嫌いだけど自分を失うのが怖い。矛盾。
あーーどうしたら楽に生きれるんだろうね。めっちゃ苦いわ。
石崎ひゅーいのおっぱい
タイトルだけみるととんでもない変態みたいだからひゅーいさんに謝らなくてはならない気がする。ごめんなさい。悪気はないです。
先日ひゅーいさんのライブに行って来た。不安障害を抱える私にとってライブは恐怖感でいっぱいになるもの。でもライブはその恐怖感を乗り越えてでも味わいたい特別なもの。
でもこういうライブに行くのは実は初めてで、たまたま地元に来てくれると知り、しかもすごく箱が小さい。これは行くべきではと思い急遽行くことにした。
単刀直入にいうとめちゃくちゃ感動した。
第三惑星交響曲からおっぱいの流れで涙腺が崩壊した。
私はおっぱいが好きだ。
タイトルといいこの発言、確実に語弊があると思
うので訂正をしておくとおっぱいの歌詞が好きだ。
私が生粋の貧乳であることも間違いないがそんなことより、
「君は君のままでいなよ 泣きたけりゃ泣けばいい 頑張って走って転んでできた傷跡は瘡蓋になるよ」
ぼろぼろ泣いた。
私が言われたい言葉だった。
私情になるが、私は今、頑張りすぎたのか体が思うようにいかなくなって自責の念に囚われている。
毎日色んな後悔に頭を悩まされている。
そんな私の心にはかなり響いた。
私だけ泣いてたら恥ずかしいなと思ったら、同い年くらいの女の子も、スーツ姿の男性も他の人も泣いていた、みんなは何を思って何を感じて泣いているのかつい気になってしまった。
ギターとマイク、それだけで人の気持ちを動かすことができるって本当に凄いことだと思う。
一瞬だけでも現実逃避ができたのか帰り道街が心なしかキラキラしてみえた気がする。まるで夜間飛行でもしたかのようだ。現実はやっぱり冷たいけど。